労働政策研究・研修機構の公開している特集です。
■特集・日本人の仕事観、生活観-勤労意識はどう変化したかhttp://www.jil.go.jp/kokunai/blt/bn/2005-5/index.htm
■日本人の仕事観、社会意識の変化http://www.jil.go.jp/kokunai/blt/bn/2005-5/p2-8.pdf
この統計調査を見ていると、日本では「終身雇用」「年功賃金」への支持率がいまだに約七、八割を超えていることが分かります。むしろ「ここ五年間では、日本雇用慣行の柱である「終身雇用」、「年功賃金」を支持する割合は上昇傾向にある」とのこと。
これは、労働市場における「非正規社員」や「派遣労働者」の増加傾向とは全く逆の雇用モデルを、労働者である国民が志向していることを伺わせる結果となっています。
また「望ましいキャリア形成」についての統計調査結果も興味深いものになっています。
◇1つの企業に勤め上げたい人=42.9%(+)
◇複数企業を渡り歩いてプロになりたい人=26.1%(-)
◇いずれ独立して働きたい人=13.3%(-)
「就職して3年以内に3割の若者が辞める」と言われている時代にこの偏りっぷりは少し意外でした。
「1つの企業に勤め上げたい人」がいまだに約半数近くいるのですね。
一方で「いずれ独立して働きたい人」が13.3%しかいないといのも驚きです。
ちなみに「国際競争力年鑑2005」では〝競争精神〟において、日本は60ヶ国中59位という結果になっていますが、それを裏付けるような統計結果ですね。
これらの結果への良い/悪いという評価は置いておくとして、日本という国にはアメリカやヨーロッパとは異なる就業への価値観が依然として健在していると言うことは可能でしょう。
労働市場の急激な流動化に対して、労働者である国民側の意識は非流動的であり、むしろ昨今ではその意識が保守化する傾向にある、と見ることができます。
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