
最近の景気回復にもかかわらず、正社員を増やそうとする動きはごく最近まで手控えられてきました。正社員の数は大手銀行・証券が相次いで破たんした97年の後半を境に減り始め、97年から03年の6年間で約370万人減少しました。逆にパートタイムなどの非正規雇用者は約140万人増えています。こうした「正社員の代わりにパートタイムを」という傾向が、02年からの回復期では一段と目立っています。
特にパート化が進行しているのが卸売・小売・飲食店で、パートタイム比率はここ10年の間に約10ポイント上昇、雇用者の半分に迫る勢いです。大手スーパーでは、売場責任者までは正社員もパートも同じような待遇にするなど、パートの戦力化が進められています。
もっとも、今後しばらくはパートの伸びはいったん落ち着きそうです。今年9月の新規求人はパート以外が前年比15.6%増だったのに対し、パートへの新規求人は同3.7%増にとどまりました。正社員の減少はようやく足元でブレーキがかかる兆しを見せています。
ただ、もう少し長い期間で考えた場合、団塊世代がリタイアし始める07年以降の正社員の穴をどうやって埋めるかが企業の人事政策の大きな課題になってきます。この「2007年問題」に対して、パートを中心とした非正社員雇用が1つの柱になることは間違いないでしょう。まもなく到来する人口減少の時代にあって、労働力を補う有力な手立てが高齢者の再雇用と女性の戦力化ですが、いずれの場合にも、正社員以外での雇用になる割合が高いと考えられるからです。
03年厚生労働省「就業形態の多様化に関する総合実態調査」によると、労働者のうち、パートや派遣、契約社員などの非正社員は34.6%に達しています。パート以外の形態はいずれも2%程度のシェアでしかありませんが、ほとんどが99年に行われた同調査での比率を上回っています。職場は年功序列の「単色のピラミッド」から、正社員とパートで構成される2色の段階を経て、今は様々な「モザイク」に変わり始めているようです。今後、豊富な経験を持つ高齢者は契約社員や嘱託社員として復帰、出産・子育てのため就業率が低かった30代の女性が、キャリア志向を抱いて労働市場に参入、といったケースも考えられ、職場のモザイク模様は「シルバー」や「キャリア」というピースが加わり、ますます多彩になっていきそうです。
特にパート化が進行しているのが卸売・小売・飲食店で、パートタイム比率はここ10年の間に約10ポイント上昇、雇用者の半分に迫る勢いです。大手スーパーでは、売場責任者までは正社員もパートも同じような待遇にするなど、パートの戦力化が進められています。
もっとも、今後しばらくはパートの伸びはいったん落ち着きそうです。今年9月の新規求人はパート以外が前年比15.6%増だったのに対し、パートへの新規求人は同3.7%増にとどまりました。正社員の減少はようやく足元でブレーキがかかる兆しを見せています。
ただ、もう少し長い期間で考えた場合、団塊世代がリタイアし始める07年以降の正社員の穴をどうやって埋めるかが企業の人事政策の大きな課題になってきます。この「2007年問題」に対して、パートを中心とした非正社員雇用が1つの柱になることは間違いないでしょう。まもなく到来する人口減少の時代にあって、労働力を補う有力な手立てが高齢者の再雇用と女性の戦力化ですが、いずれの場合にも、正社員以外での雇用になる割合が高いと考えられるからです。
03年厚生労働省「就業形態の多様化に関する総合実態調査」によると、労働者のうち、パートや派遣、契約社員などの非正社員は34.6%に達しています。パート以外の形態はいずれも2%程度のシェアでしかありませんが、ほとんどが99年に行われた同調査での比率を上回っています。職場は年功序列の「単色のピラミッド」から、正社員とパートで構成される2色の段階を経て、今は様々な「モザイク」に変わり始めているようです。今後、豊富な経験を持つ高齢者は契約社員や嘱託社員として復帰、出産・子育てのため就業率が低かった30代の女性が、キャリア志向を抱いて労働市場に参入、といったケースも考えられ、職場のモザイク模様は「シルバー」や「キャリア」というピースが加わり、ますます多彩になっていきそうです。
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