いつでも誰でも登録ができ、仕事の情報はケータイ電話のメールに送られる-。
一見、便利な働き方のように見える日雇い派遣。しかし、その多くは重労働にもかかわらず日給6000~7000円程度。このため毎日一稼動で一ヶ月20日働いても月収で12万~13万円程度にしかならない。一日二稼動、三稼動をこなせば、20万~30万円程度になるが、それができるのは体力のある若者に限られる。しかも仕事がない期間もあるため収入は安定せず、年収300万~400万円を維持するのはかなり難しい。
とても、労働基準法で定められた「人たるに値する生活を営むための必要を充たす」働き方とは言えない。
加えて、日雇いという究極の不安定雇用。一定期間同じ派遣先で働く「定番」であっても、必要がなくなればいつでも簡単にクビを切られてしまう。6ヶ月以上同じ派遣先で働き続けたので、有給休暇を申請したらクビを切られたというケースもある。
そればかりか、強制された集合時間からの賃金が払われないうえに、遅れればペナルティとして罰金をとられる、時間外・休日の割増が支給されない、200~300円の不可解な賃金控除をされる、登録時には備品等が押し売りされる――と違法だらけだ。
まさに究極の雇用の劣化。ワーキングプア、ネットカフェ難民を生み出す温床ともいえる働かせ方だ。
こうした働かせ方を可能にしてしまったのは、規制緩和の流れを受けた1999年の労働者派遣法の「改正」による。
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